この記事では、FPS初心者が撃ち勝てるエイムを手に入れるのに必要な練習方法や意識すべきことを解説します。
- なぜか全然撃ち合いで勝てない
- 先に見つけたはずなのに撃ち負けている
FPSを始めたばかりでエイムに自信がない方ほど、こういった悩みにぶつかるのではないでしょうか。では、どうやったら撃ち勝つことができるのか?
実は、撃ち合いに勝つために必要なエイム力はそれほど高くありません。最低限のエイム力さえ身に付ければ、あとはエイムのやり方次第で撃ち合いに勝てるようになります。
確かにそうかもしれません。しかし、それはある程度の実力を持った上級者の話です。
撃ち合いに必要なレベルまでエイム力を向上させることは難しくありません。あるラインを越えた途端、伸びづらくなるものと考えてください。
エイムは、立ち回りやゲームセンスを磨くことに比べて、はるかに伸びやすいスキルなのです。中級者とよばれるレベルまでならエイム力を鍛えるだけでも簡単に到達することができます。
それでは、撃ち合いで必要なエイム力を手に入れるための練習方法や意識すべきことなどを解説していきます。
デバイスと設定の見直し
まずは、エイム力を鍛えるための土台を作ります。デバイスの選択や設定を間違えてしまうとエイム上達云々どころではなくなってしまいます。
格安のゲーミングマウス()は使わない
まず、勘違いされるとダメなので先に言いますが、これは低価格のマウスを使うなという意味ではありません。
ここでいう格安ゲーミングマウスとは、某通販サイトなどで『ゲーミングマウス』で検索したときに上位にでてくる、2000~3000円あたりで売られている多ボタンを謳ってるものや無駄に光りまくっているもののことです。
本気でエイムを改善したいと考えているならば、これらを使うのは絶対にやめましょう。壊れやすい、重い、センサーがクソなど理由を挙げればキリがありません。安物買いの銭失いってやつです。
こちらでおすすめのゲーミングマウスを紹介しているので、何を使えばいいか分からない方は是非ご覧ください。
マウスパッドは大きめのものを買う
FPS初心者にありがちなのが、最初に購入したマウスパッドが小さかったせいでハイセンシになってしまうことです。
ハイセンシとローセンシのどちらがいいかという話をすると長くなるので省略しますが、多くの人はミドルやローの方がエイムは安定します。
ハイセンシにこだわりがなければ、思い切って大きめのマウスパッドを購入するべきです。「大は小を兼ねる」といいますしね。
マウスの加速を切る
マウスの加速がオンになっていると、マウスを動かす速度によってプレイヤーの視点移動の量も変わってしまうので必ず切りましょう。
- 『Win+R』キーを同時押し
- 『main.cpl』と入力して”OK”をクリック
“ポインターオプション”のタブを選択し、”ポインターの精度を高める”のチェックを外す。
他にもしておいた方がいい設定をこちらで紹介してるので合わせてお読みください。
BOT撃ちでエイム練習
もちろん練習しないとエイムはよくなりません。短時間でエイムが上達する方法があれば苦労しません。ただ、これから紹介する方法で効率よく練習すれば比較的早く上達できます。
この段階では、自分に最適のセンシを探り、反復練習によりマウスを動かした距離に対するレティクルの移動量を記憶するための練習をします。
マウスをこれだけ動かせば、視点はこれだけ動く!なんて考えながらプレイしてる人はいませんよね。体に覚えさせて、最終的には無意識でエイムできるようになるのが理想です。
センシを決める
BOT撃ちをするにしても、まずはセンシを決めなくてはいけません。これに関しては、人それぞれ異なるので自分でしっくりくる値を探すしかないです。
エイムのやり方が手首支点か肘支点かでも変わってくるので、こちらからおすすめのセンシは言えませんが、センシの決め方の参考としては、
無理なく振り向ける範囲でローセンシから徐々にあげていき、狙ったところで止めやすいと感じる値にするのがおすすめです。
ただ、一度決めたセンシはコロコロ変えない方がいいです。これをしてしまうと練習の意味が薄れます。
センシの基準としてはこのコピペをよく見るので載せておきます。
~5cm – ultra high(ウルトラハイセンシ)
5cm~10cm – super high(スーパーハイセンシ)
10cm~15cm – high(ハイセンシ)
15cm~20cm – middle(ミドルセンシ)
20cm~25cm – low(ローセンシ)
25cm~30cm – super low(スーパーローセンシ)
30cm~ – ultra low(ウルトラローセンシ)
練習方法とおすすめのゲーム
ほとんどのFPSには、BOTを撃てるモードがあるのでそれを利用するのもいいですが、中にはBOT撃ちがなくて練習しづらいゲームもあります。
そんな時におすすめのエイム練習ができるゲームでAim Botz (CS:GO)、 KovaaK’s FPS Aim Trainerの2つがあります。前者が無料で後者が有料のゲームです。
詳しくはこちらの記事で解説しています↓
静止しているBOTを撃つ練習をするほうが、マウスを動かした距離に対するレティクルの移動量を記憶しやすいので、初めはとりあえず無料のAim Botzからでもいいかもしれません。
Aim Botzをやってみて物足りなく感じた場合はKovaaK’s FPS Aim Trainerをやりましょう。
- とりあえず無料で練習してみたい→Aim Botz (CS:GO)
- 様々なシチュエーションで練習したい→KovaaK’s FPS Aim Trainer
このようなBOT撃ちをするうえでは、ヘッドラインを意識して取り組むことが大切です。ほとんどのFPSでは、頭に対するダメージが大きいので確実に頭を狙う練習をしましょう。
この際、素早く狙おうとするのではなく、ゆっくりでも確実に頭に当てるということの方が大事です。速さは練習していくうちに勝手についてきます。
BOT撃ちを1日30分するだけでも、エイム力は確実に向上します。
実際にゲームプレイする
いくらBOT相手にエイムが良くなっても、マルチで実践できなければ意味がありません。
予測可能な動きしかしないBOTと違い、マルチでは様々な場所から敵が出てきます。それに合わせたとっさのエイムや敵の位置を予想する練習はマルチでしかできません。
効率的なエイムをする
先程、ヘッドラインを意識してBOT撃ちを行うべきと言いましたが、これはマルチでも同じです。
頭を狙ううえで、最初から頭の近くにレティクルを置いてるのと足元に置いてるのではどちらの方がマウスの移動距離が短いか考えると分かりますよね。
これが難しい場合は、視点を下げないという点だけ意識できればOKです。
視点を下げていると、このように覗き込んだ時にマウスを大きく動かす必要があるため、撃ち合いで不利になります。
エイムが速い人というのは、反射神経がいいというだけではなく、敵の来るであろうところを予想しレティクルを合わせているのです。
このように敵がくるであろう位置を予想し、レティクルを合わせることを意識するだけでマウスの移動距離が最小限に抑えられ、効率的なエイムをすることができます。
おわりに
今回は、エイムの練習方法と意識すべきことを話しましたがいかがだったでしょうか。
エイムを磨くことも大事ですが、ある程度の実力になってくるとエイムより立ち回りの方が重要になってくることがほとんどです。
よく調子が悪いのをエイムのせいにされがちですが、そんなときこそ立ち回りを見直すべきかもしれません。