【Finalmouse Air58】 底面研磨のやり方とおすすめのソールをご紹介!

Finalmouseを使っている人の中には、次のように感じている方も多いのではないでしょうか。

  • ソールが全然滑らない
  • マウスパッドに引っ掛かる感じがする

今回は、そんな「Finalmouseのソールが滑らない問題」を解決するべく、マウスの底面を研磨したのでその方法を解説していきます。ついでに、2つのおすすめソールを比較しながら紹介するので参考にしてください。

最初は、マウスの底面なんか削ってしまって大丈夫なのか心配でしたが、結果的にこの方法が大正解で、少ない作業で抜群に使いやすくなりました。

 
実際、海外のプロプレイヤーでもソールを交換している人がいるので、ソールに問題があるのはほぼ間違いありません。

マウスの底面を研磨することで解決

研磨する箇所

底面を研磨すると言いましたが、具体的にはマウスソールを囲っている出っ張りの部分が完全になくなってフラットになるまでを目安に研磨していきます。

この部分がマウスパッドに沈み込むことで、滑りにくさの原因になっているのではないかと考えられるからです。

この囲いの部分をなくすことには、好きな形のソールを貼れるというメリットもあります。わざわざ専用のソールを買わなくても良くなるので、ソール選択の幅が広がります。

必要な道具

  • 精密ドライバー
  • 耐水ペーパー(400番、800番)
  • 交換用のソール

底面の研磨に必要な道具は上記の3つだけです。耐水ペーパーはすぐにダメになるので、複数枚(3枚くらい)用意しておきましょう。

仕上げにこだわる場合は追加で、耐水ペーパー(1500番,2000番)、コンパウンドがあると仕上がりが良くなります。

分解して底面だけにする

Finalmouseの分解

これからするやすりがけでは大量の粉がでてしまうので、そのままやると故障の原因になります。底面を研磨する前に必ず分解して基盤を取り外しましょう。

それでは、分解の手順を説明していきます。上の画像を確認しながら作業してください。

①まずは、マウス裏面に貼ってあるソールを全て剥がします。

ソールを剥がすときは、ドライヤーなどで温めてからすると綺麗に剥がすことができます。

②ネジ止めは、マウス底面の下 (画像赤枠の部分)に2つあるだけなので、 精密ドライバーを使って外します。

外したネジはかなり小さいので、無くさないように注意しましょう。

③マウスを覆っている外側のカバーを外します。

外側のカバーはネジ止めのほかに、青枠の部分で引っ掛かっているだけなので簡単に取り外せます。力を入れすぎて割らないようにだけ注意しましょう。

④基盤を取り外します。

基盤は緑枠の3つのツメで固定されているので慎重に取り外しましょう。組み立て直す時に失敗しないように、ツメの位置はしっかり覚えておきます。

ツメの位置が違うと組み立て直した時に、クリック感が変わってしまいます。

以上4つを順番通りにできればマウスの分解は完了です。

底面をやすりがけしていく

400番のやすりで研磨されたマウス底面

さっそく底面をやすりで研磨していくのですが、次の2つのポイントを押さえておきましょう。

  • 平らな机の上で均等にやすりがけすること
  • 汚れてもいい場所でやること

テキトーにやすりがけすると底面に傾斜ができたりします。また、結構な量の粉が出てくるので注意しましょう。それでは、研磨の手順を説明していきます。

①まずは、400番のやすりでソールを囲っている出っ張り部分を削っていきます。

大量の粉ですぐにやすりがダメになるので、400番のやすりは複数枚必要になります。完全に出っ張り部分が無くなれば、この行程は完了です(上の画像くらいで大丈夫です)。

②底面についている粉を洗い流します。

ざっくりでいいので付着している粉を水で洗い流しましょう。どうせまた粉が出てくるので、丁寧にする必要はありません。

③800番のやすりで軽く研磨して仕上げます。

このままでは表面がやすり傷でザラザラなので、800番で軽く研磨して表面を整えます。やすりがけはこれで終了です。

④残った粉を完全に取り除きます。

②と同様に水で洗い流した後、エアダスターなどで穴の中に残った粉を吹き飛ばしましょう。粉が残っているとマウスパッドが汚れたりして面倒なので、粉がないか念入りにチェックします。

簡単に手順をまとめると

400番→水洗い→800番→水洗い→エアダスター

仕上げにこだわる場合

コンパウンドで研磨した状態

800番で研磨しおわった状態で完成でもいいのですが、やすり跡が目立って嫌だという場合は、ここからさらに1500番→2000番の順で同じようにやすりがけします。

完全にやすり跡を消したい場合は、 細かいやすり目をコンパウンドで磨いて目立たなくしていきます。雑に磨いても上の画像くらいにはなります。

 
車用のコンパウンドで雑に磨きましたが、割と綺麗に仕上がりました。プラモ用のがあればそっちの方がいいかもしれません。

おすすめの交換用ソール【2種類】

DHARMAPOINTとhyperglideのソール

マウスを組み立て直したら、交換用のソールを貼っていきます。底面研磨の一番のメリットは、どんな形のソールでも貼れることなので好みのソールを用意しましょう。

今回、私がおすすめするソールはこの2つです。

  • DHARMAPOINT-DPSAX2
  • Hyperglide(Logcool G pro 用)

どちらも楕円形で変なクセがなく、抜群に使いやすいソールです。それでは、それぞれ詳しく「どんな人に向いているのか」などの疑問に答えられるように、比較しながら紹介します。

滑りがいい!DHARMAPOINT-ダーママウスソール

DHARMAPOINTのソール

このソールの特徴は、滑り出しに引っ掛かりがなくそこそこ止めやすいといったバランスの良さです。他のマウスソールと比較しても、かなり滑りやすい方なのではないでしょうか。かといって、止めづらいとかいうことは全然ありません。

価格は2セットで1,000円ほどとコスパも良く、国内で買えるので入手性も問題ありません。サイズは、『18x8x0.5』と小さめなのでほとんどのマウスに貼れると思います。

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追記:このソールのデメリット

しばらく使っていて「ん?なんかまた引っ掛かりを感じるぞ?」といった場面があり、いろいろ試していくうちに原因が判明しました。原因はソールのサイズの小ささでした。

サイズが小さい=接地面積が小さいということは、1つのソールにかかる圧力が大きくなってソールが沈み込みやすくなり、引っ掛かりを感じるようになったということです。

さらに、私の使ってるマウスパッドがSOFTタイプでマウスを押し付けて止めるクセがあるという最悪の組み合わせでした。

安定感ならこっち!Hyperglide(ハイパーグライド)

hyperglideのソール

こちらもダーマソールと同じで材質はテフロン、値段は2セット入りで1,000円ちょっとです。「さっきのと変わらないじゃん」と思われたかもしれませんが、使い心地は全然違います

まず、滑りやすさに関しては、さほど違いはありません。ダーマの方が若干滑りやすいくらいです。サイズは、『15x8x0.5』でこちらの方がやや小さめ。

では、何が違うかというと、さっき説明したダーマソールと同様の問題である、小さいソール特有のデメリットを全く感じさせないところです。

つまり、いかなる場面においても引っ掛かりを感じにくいということです。 それは、このソールの角が丸まっている形状のおかげだと思われます。言葉では説明しづらいので図を描いてきました。

ソールの比較画像

結構大袈裟に描きましたがこういうことです。この角の丸みのおかげで、マウスパッドにソールが沈み込んだ時に感じる引っ掛かりが軽減されます。

ただし、国内で買いづらいのが難点

間違いなくいいソールなのですが、国内でまともな値段で販売しているショップがないのが難点です。現状、海外から自分で取り寄せるしかないので入手性の面で他のソールに劣ります。

海外のショップから購入する方法をこちらで解説しているので是非ご覧ください。

結局どちらがおすすめなのか?

その人の好みによって違います。

この2つのソールについていろいろ書いてきましたが、ただの私個人の感想なので他の人が使ったら全然違う感想を持つかもしれません。それを踏まえたうえで、あえて言うならば、

DHARMAPOINTはこんな方におすすめ

  • 滑りやすいソールが欲しい方
  • コスパがいいソールが欲しい方

Hyperglideはこんな方におすすめ

  • 柔らかいマウスパッドを使っている方
  • マウスを押し付けて止める方
 
私は結局、Hyperglideのソールを使っています。

おわりに

今回は、マウス底面の研磨方法やおすすめのソールについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか。全体を通してかかった費用は2,000円ほどですが、抜群に使いやすくなったので試してみる価値は十分にあると思います。